Eyecatch

無駄なものを作るメイカーとして活躍する藤原麻里菜さんとの合作として、腹の立つSNSの画面をくしゃくしゃに丸めて飛ばせるサイトを作った。

事の起こりは3ヶ月前、藤原麻里菜さんとデイリーポータルZの林雄司さんが司会を務める番組『よい子はマネしないでね』にImage Clubとして出演させてもらった。(収録自体はガチガチに緊張して終始よくわからないことを口走っていた記憶がある。放送は怖くてまだ見られていない)

後日打ち上げで藤原さんと「なんか一緒に作りましょうよ!」と盛り上がっていたが、このお酒の場での「なんか面白いことしましょう」が実現する確率はほぼ0に等しいと数学で習った。ところが後日ほんとに作ることになったのがこの「SNSの画面をくしゃくしゃに丸めて飛ばせるサイト」だ。奇跡の産物と言っても過言ではないだろう。実物ではなくWebサイトなので、実際にここで試すことができる。

これがどのようなものか、説明をしようにもほとんどタイトル通りの内容なのだが、「SNSなどを見ていると流れてくる知り合いの幸せそうな様子、腹の立つコメントなどを丸めて遠くに放り投げることでストレスを解消する」というコンセプトのサイトだ。コンプレックスとルサンチマンを作品に転化する彼女のスタイルと相性の良いコンセプトになった。

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実際にサイトを開くのが面倒くさい人のためのダイジェスト

  • 1

    飛ばしたいスクリーンショットを選択する。別にスクリーンショットじゃなくても、画像なら何でも投げられる。結婚前夜に昔の恋人の写真を投げるなどの用途にも使える

  • 2

    紙のようにくしゃっと丸まるので(ここのアルゴリズムに苦戦した)

  • 3

    画面をスクロールする要領でなぞると、怒りの強さ(スクロール速度)に応じて遠く彼方へ飛んでいく

  • 4

    飛距離が表示されて「Excellent Shot!」と褒めてもらえる。大人になるとものを投げて褒めてもらえることなどない

4月21日に行われた『第3回ウェブメディアびっくりセール』でも、このサイトを体験できるように展示を行った。ありがたいことに、前回デカくて目立つものを展示したので主催のデイリーポータルZの方々が気を利かせて入口の目の前にブースを配置してくれた。大勢のウェブメディア好きの来場者が入場して最初に見るものが「SNSを丸めて投げる」ではラディカルに過ぎやしないかと不安だったが、みな多かれ少なかれSNSを丸めて投げたい欲求を抱えていたらしく、笑顔で楽しんでくれた。それはそれで心配という気もする。

今回の制作のために3D空間でものを投げるプログラミングを身につけたので、大抵の3Dデータは投げられるようになった。今後は結婚式のブーケ、アメリカの卒業式の四角い帽子などを投げていきたい。

  • 5

    当日、思いつきで画面を縦にしたらしっくりきた。「人が食ってる寿司」「知らない飲み会の知らない濃いメンツ」などの画面を投げられるようにした

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    来場者は口々に爽快感を述べており、人の役に立ててよかったと共に少し心配になった

藤原麻里菜さんの記事はこちら
インターネットをクシャクシャにしてストレス発散したい - デイリーポータルZ