Eyecatch

端末のカメラを通じて、同じページを読んでいる人の顔がページの裏からリアルタイムで覗き込めるWebページを作った。

PAGEVIEW というサイトを作った。

このWebページでは、今このサイトを見ている別の誰かの顔を、リアルタイムにWebページの内側から覗くことができる。

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「ページを読んでいる知らない人を、裏側からまじまじと眺めたい」という僕のWebサイト制作者としてのこじれた欲求がそのまま形となったサイトである。もちろん覗くだけじゃなくて、他の知らない誰かに自分がこのページを見ている顔が見られている。知らない他者を覗きながら、自分も別の他者に覗かれているという、図らずもインターネットの相互監視メディアとしての特質を抽出したようなページである。

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    接続するとこのように、僕の書いた文章を読んでいる人の顔がページの裏側からのぞける。(たまたま現れた友人に許可を取って載せさせてもらった)

技術的には、スマホやPCについているインカメラをブラウザから呼び出して利用して、ビデオチャットのような仕組みで動画通信を行っている。ビデオチャットの場合は相手のカメラの映像がこちらに送られ、こちらのカメラの映像が相手に送られているが、このページの場合は自分の見ている相手に自分の映像が送られているとは限らず、別の知らない人に送られているという点が違う。

1月19日(土)に行われた『第4回ウェブメディアびっくりセール』に合わせて公開して展示した。会場にはディスプレイを置いてこのサイトにアクセスしっぱなしで展示していたので、会場に来た人は別の場所でこのページにアクセスした知らない人の顔を見ることができた。全体的に、布団の中にいる人が多かった。活気のある二子玉川の会場と気だるい土曜日の昼下がりを布団の中で過ごす誰かの自室がリアルタイムで接続されるという、不思議とインターネット感のある風景になった。

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    二子玉川の会場に置いたディスプレイに、誰かの自室からのリアルタイム映像が映される

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    多いときで10人以上の人が同時にアクセスしていた

今も別ウインドウでこのページを開き、知らない人の顔を横目に眺めながらこの文章を書いている。次々に人が訪れてくるので、監視の目があることで作業が捗るという実用性もあることがわかってきた。

そして、いろんな人の様子をみたところ、知らない人同士で偶然双方向通信になった際にコミュニケーションをとろうとしている様子が散見された。(音声は送られないようになっているので、筆談などでなんとか話そうとしている)

今後はできるだけコミュニケーションが取れないように改善していきたい。